退院後の経過(1)
●通院は月・水・金
退院した後は,月・水・金の週3日通院して,外来でインターフェロンを注射してもらいました。朝8時45分頃病院に入り,9時30分には注射を終えていました。医師と話すのは2週間に1回で,血小板・白血球の数の話題が中心でした。後は副作用はどうかといった話で,GOT・GPTの値については,数値は知らせてくれるものの,特にコメントはありませんでした。
外来では退院した元入院患者の知人とも何度か会い,お互いの退院を祝ったり近況報告をしたりしました。同年代ぐらいの多くの方は,職場に復帰していました。元ヤクザさんにも会いましたが,髪がちょっと薄くなっており,顔色が悪く,心配になりました。後日医師に聞いたところでは,「彼は途中で来なくなってしまった」とのこと。その後どうなったのかはわかりません。Sさんとも会いました。Sさんは,入院した病院でなく,近所の病院で通院してインターフェロンを打っていました。お目にかかったときは,何かの事務手続きで来られたようでした。Sさんも少し髪が薄くなっていました。副作用(発熱・倦怠感)は以前より多少強いものの仕事のほうは何とかなっているとのことでした。ただ,復帰後,職場のほうで体調が戻るまで配慮してくれるという話だったのに,そうならないので,少々頭に来ていると話しておられました(Sさんとはその後も年賀状のやりとりをしているのですが,結局,復帰数か月後に会社を辞め,その後,持っていた資格を生かして,自分でふぐ料理のお店を出したようです)。
退院してからは,インターフェロンを打たない日があり,その日は楽なときもあったり,発熱がひどかったりと,副作用の症状は一定していない感じでした。ただ,全般的に言って,初めてインターフェロンを打ってから5か月ぐらいは,体力的には比較的楽に推移しました。子ども達とも随分出かけましたし,夏には2泊3日の旅行にも行きました。
●退院後の副作用
退院後は消灯ということがなかったせいか,やや不眠気味になり,食欲が少しなくなってきて体重がどんどん落ちていきましたが,私はもともと肥満気味でしたので,本人としては結構うれしかったです。「副作用を利用したダイエット」などと言っていました。ただ,いまにして思えば,みるみる痩せていく私を見ている周りの人達はさぞ心配だっただろうと思います。結局,最後には,インターフェロンを打つ前より12キロも体重が減っていました。体重が軽くなったので懸垂が何度もできたり,何とバック転,バック宙返りを子供に見せることもできて,ちょっと見直されたりもしました。
不眠については,もともと夜型でしたので,これも苦になりませんでした。読書とパソコンいじり・パソコン通信で時間がどんどん過ぎていきました。読みたい本はたくさんあるし,パソコンについてもマスターしたいことが山ほどあり,またニフティのフォーラム散策も飽きませんでした。いまは見ていないのでわかりませんが,当時は,「健康フォーラム」(名称はうろ覚えで不正確なものです)というのがあって,肝炎や糖尿病,神経症などに関する情報のやりとりをROM(Read Only Member/発言せず読むだけのメンバー)していました。このフォーラムのやりとりは大変参考になり,また,随分励まされました。残念ながら発言する勇気は,当時はありませんでした。経過を報告していって,最後に暗い話になるのが怖かったのです。いまは逆に少ない成功例を話すのが逆にイヤミになる気がして,このフォーラムに行く気になれないでいます。
退院後は,熱が出れば寝る,疲労感があれば寝る,眠ければ寝る,と,とにかく身体に合わせて睡眠を取るようにしました。ものすごくわがままな髪結いの亭主状態でした。子供も,妻が厳しく言ってくれていたのでしょうが,私が眠っているときはあまり部屋に入ってきませんでした。もちろん,まったく入って来なかったわけではありません。でも,これはある程度は仕方ないですよね。何たって相手は本当にコドモなんですし,彼らにとっては本来なら仕事ばかりであまり接する時間のないオヤジと遊ぶのは,それはそれで結構楽しかったに違いないはずなのです。私のほうも,子供と遊んでいるときは,随分気晴らしにもなっていました。そのような訳で,彼らにはちょっと可哀想なことをしたかもしれませんが,その後,特にミゾができたりしなかったのは幸いでした。オヤジはこういう人なんだ…と,自然に納得されたようです(いつか手痛いシッペ返しを食らうのかもしれませんが…)。
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