『東京 肝臓のひろば』東京肝臓友の会会報第149号(060105)
またまた番外編。あんまりタメになったのでご紹介。
■『東京 肝臓のひろば』東京肝臓友の会会報第149号(060105)
2006年の新年号。B5判・48ページ。今回も読み応え充分。本文のうち約半分が日本肝臓学会市民公開講座の講演録。泉並木・武蔵野赤十字病院消化器科部長,工藤正俊・近畿大学消化器内科教授,川崎誠治・順天堂大学肝胆膵外科教授が順に〔1〕肝臓病の診断・治療,〔2〕肝がんの早期発見・内科的治療と再発予防,〔3〕ウイルス性肝疾患,肝がんに対する外科治療〜肝移植も含めて〜について講演された内容が掲載されています。
〔1〕を拝読して,私がインターフェロンをした頃と比べ,本当にいろいろな知見も増え,治療法が増えたことに改めて驚きました。こういう情報を知っている患者とそうでない人では,かなり病気への対応に差が出てしまうだろうなあと思ったことでした。〔2〕では肝がんで命を落とさないためのコツといったことが述べられています。理論的には肝がんで命を落とさないための戦略はほぼ確立されており,要は患者がその戦略に乗れるかどうかが問題ということがわかります。〔3〕では肝切除,肝移植(生体肝移植含む)について語られています。
今回の会報では山高定三・城北肝友会会長も寄稿されており,患者から見た治療の変遷や患者会活動のご苦労など述べられています。会長らの請願が実り板橋区で全国初の自治体による「無料肝がん検診」が実施されたときの喜びも記されています(『政策型思考と政治』を読んだ後で拝読したこともあって,市民活動の成果としても,私は感動いたしました)。
東京肝臓友の会は全国の患者会の事務局も兼ねていますので,興味のある方には,是非1度ご連絡されることをお勧めします。いろいろな事例の相談を受け付けておりますので,きっと参考になるお話が聞けると存じます。また,希望されればお近くの患者会・専門医の紹介もしてくれます。
東京肝臓友の会
〒161-0033 東京都新宿区下落合3-14-26-1001
電話:03-5982-2150 FAX.03-5982-2151
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