このブログは2006年7月15日で休止します。
やっぱりサイトとブログを同時に更新するのはキツかった。すみませんが,ここは休止にします。
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1992年9月初版の古い本ですが,竹内靖雄先生の書かれたものは面白い。オススメです。
■『正義と嫉妬の経済学』(竹内靖雄/講談社/本体1,800円)

特に「第15章 地球環境と人口の経済倫理学」は印象的でした。環境問題を解決するために「誰の金を誰のために使うのか」と考えた箇所では,「人の金を他人のために」使う場合,非節約と非効率になりがちだという当たり前のことを指摘してくれています。政府に環境問題への対応を任せたらそうなるでしょといった話なのですが,こうした考え方が次々と展開されて,結局,環境問題も「倫理問題のように見える部分(われわれは,未来の世代が生存可能な地球環境を残さねばならないと過大に考えることなど)を排除して『普通の問題』に還元することが重要である。」とされています。ここでいう「普通の問題」というのは,「問題の性質をできるだけ正確に認識した上で,技術的,政治的,経済的に実行可能な手段を見つけようというもの」です(329〜330ページ)。苦〜い味のする文章であります。
またどこかで竹内先生の本と巡り会いたい。勉強になります。
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このところ,『経済学の正しい使用法』,『経済学で読み解く日本の政治』,『市場経済学の源流』と,経済学に関する本を読んできて,頭でっかちになった気がしたので,ハートに来る太田肇先生のご著書を手に取りました。
■『仕事人の時代』(太田肇/新潮社/本体1,400円)

太田肇先生は,1954年生まれ。私より4歳年上。私は先生のご著書は『個人尊重の組織論』(中公新書)を拝読しただけですが,新聞や雑誌等に書かれたものを目にすると「この人はわかってるなあ〜」といつも思います。
で,胃の病気で私の会社のエライ人(労働法を労働者を管理する法律だと理解して,もろもろの規定を法定の最低限度に合わせることに心血を注いで来た人)が入院したとき,『個人尊重の組織論』をお送りしたのでした。退院したときの彼の感想が面白かった。「君が社長になったらやんなよ」ですって。「おっさんの頭と心の病(やまい)は死んでも治らないんだろうなあ」と思ったことでした。会社人間の彼には,太田先生の世界はまったく理解できないし,また,太田先生のお考えを認めることは,自己否定になってしまうのでしょう。可哀想な人であります。
太田先生の主張は明瞭。組織人でなく仕事人(しごとじん)になろうということです。
「仕事人」とは,自分の専門とする仕事とそれを遂行する能力をもち,それを拠り所に自らの人生を歩んでいく人間である。(9ページ)
この本は,我が家の子どもたち全員に読ませるつもりです。とりあえず就職が決まった長女から。
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井堀利宏先生の『経済学で読み解く日本の政治』(2006.6.3)を面白く拝読したので,経済学的雰囲気にもうちょっと浸ってみようと,この本を読みました。
■『市場経済学の源流』(井上義朗/中公新書/本体660円)

井上義朗先生は1962年生まれ。この本は1993年3月初版。私の手元にあるのは同年4月の再版。この本が出た当時の井上先生の肩書は千葉大学法経学部専任講師(現在は中央大学商学部教授のようです)。30歳になったばかりで新書を書かれ,しかもわずかな期間でそれが再販になっているんですねえ。何だかすごいです。
さて。この本の副題は「マーシャル,ケインズ,ヒックス」です。マーシャル,ケインズはよく耳にしますが,ヒックスについては,マーシャルやケインズほど,知られていないように思います。「市場経済学」といわれると,例の需要曲線と供給曲線を使った分析があって,それだとうまく行かないことがあるので,ケインズが「有効需要」といった概念を導入して市場を刺激することを提案した,なんてことを思います。で,不勉強で情けないですが,ヒックスは,いろいろなところで名前が出てくるけれども,何がすごいのか私にはわからないでおります。で,この本を読むとわかるかな? と思っていたのですが,井上先生には申し訳ないのですが,よくわかりませんでした。わかったことは,
「ヒックスという人はきわめて多くの顔を持った人物である。経済学にはいろいろな専攻分野があるが,ヒックスはおよそそのすべてに一回は顔を出している。しかも,そのほとんどにおいて,後のスタンダードとなるような業績を残している」(145ページ)
ということで,私などが,「こういう人」といえるような人ではないのだなということ。
いや〜経済学説史は,当たり前ですが経済理論をちゃんとわかっていないと難しいわ。井上義朗先生の経済動学に寄せる期待の大きさはわかりましたが…。
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たまたま『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』をずっと読まないでいたおかげで,前作を1か月前に読んで(2006.5.4)間もないうちに,この作品を読むことができました。
■『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(上・下)(J.K.ローリング/松岡佑子訳/静山社/本体〈上下巻セット〉:3,800円)

今回は「暗い話」と,長女から言われておりましたが,私はそれほどそのようなことは感じず,普通に,(気持ちが悪くなることのない)ジェット・コースターの動きに乗ってラストに至りました。最後の「サビ」に行き着くまでの過程が素晴らしく,読み終わった後は,「はあ〜。次が読みたい」という感じ。オススメです。ビルの彼女がいいですねえ。映画ではどんな女優さんが演ずるのでしょうか?
それにしても,内容は面白く,造本もしっかりしていて,私は好きなのですが,この本は“重い”。持ち歩いて電車の中などで読もうとするとちょっと辛いでしょうねえ。これは仕方のないことでしょうが…。そんなことを思っていたら,電子ブックか何かで軽くしかもカラーの新たなデザインで読むといったアイデアを思いつきました。それはそれで,かなり売れそうです。上左の本の帯によると,世界で3億部(世界の人口は約65億人),日本で2,100万部(日本の人口〈外国籍の人を含む常住人口〉は約1億2,800万人,日本人人口は約1億2,600万人/2006.1.1確定値)のベストセラー。日本人の6人に1人が読めるという部数です。我が家では5人家族中,部活で忙しい二女を除く4人が読了。家族4人で各2日ぐらい楽しんで,平均単価1,000円弱というのは“おトク”な感じ。
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井堀利宏先生は,マクロ経済学,公共経済学,財政学がご専門の東京大学教授。1952年生まれ。いま,最も“旬”な学者さんのお一人だと思います。この本は1999年5月に第1刷,私の手元にあるのは,1999年8月の第2刷です。
■『経済学で読み解く日本の政治』(井堀利宏/東洋経済/本体:1,600円)

『経済学の正しい使用法』(2006.5.23)と同じように読めそうということで,読んでみました。これ,井堀先生は一般の人向けに易しく書かれたおつもりでしょうが,結構難しかったです。おそらく正確な表現をしようとするあまり経済学用語がたくさん出てくるのが,私のようなものには「取っつきにくい」原因と思われます。とはいえ理解できるところについては,面白かったです。オススメです。こんな話が出てきます(35〜37ページ/ちょっと図の記号は変えてあります)。

ある政策たとえば政府支出について,A〜Eの5人がそれぞれa〜eの提案(a<b<c<d<e)を持っているとして,a〜eのうち1つの政策を採用しなくてはならないとき,多数決ではどの政策が採用されるかという話。Aのaという提案に賛成するのはAだけ。Bのbという提案に賛成するのはAとB(Aにとっては,c以上の政策よりはbのほうが,より自分の提案に近いのでbに賛成する)。逆にeからdと見てきても同様で,結局cが採用されるというもの。面白いですねえ。
さらに面白いのは,たとえば,A〜Cだけで考えて,aの政策を支持するグループが100人,bの政策を支持する人が1人,cの政策を支持するグループが100人いた場合,同様に考えると,Aにとってはcよりbがマシであり,Cにとってはaよりbのほうがマシなので,bが選択されるということ。これで満足するのはB1人です。
このような事例だけでなく,選挙制度(年齢別選挙区のご提案には思わず拍手しそうになりました。超簡単に言って若者世代は投票の機会費用が高いため棄権が多く,中高年の機会費用は低いので投票に行く,投票の結果は中高年の意向をより多く反映したものとなる。そりゃイカンだろうということです。先生は都市と地方の投票行動や投票価値についても言及され,比例区より小選挙区が望ましいと強調もされています),政党,圧力団体,財政再建,問題先送り,不公平と非効率,地方分権,改革の方途などが取り上げられ,経済学というツールでいろいろな考え方が披露されています。経済学って本当に面白い。「こういう社会的装置を制度に組み込んでしまえばロビー活動のコストは小さくなる」などのご提案には,唸ってしまいます。
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この本も面白そうなタイトルに惹かれてBOOK-OFFで購入。私は競馬は全然わかりません。が,これまでに10回ぐらいは友達に便乗して馬券を買ってもらったことはあり,最初にいつだったかの春の天皇賞でテンポイントが勝ったとき2倍ぐらいの連勝馬券を換金したことがあります。というわけで,まさにビギナーズ・ラックだったのですが,その後は全部負けで出資する一方。もう5年ぐらいは買ってないかな? 子どもが小さいときの年末に有馬記念を連続して何回か買い,「これで勝ったら今夜は焼肉だ〜」と何度か盛り上がったのがいい思い出。これは“年中行事”にしたかった。いま,調べたら馬券はネットでも購入できるんですね。今年の有馬記念では試してみようかな…。今日はダービーだったんですね。1番人気のメイショウサムソンが来たようです。おめでとう!
■『ナリタブライアンを忘れない』(橋本全弘/KKベストセラーズ/本体:1,695円)

私は「競馬にのめりこむぐらいなら株を買う」という主義なんですが(現金がなく主義を全うできない),競馬好きの人の話を聞くのは大好きです。いつの何とかいうレースで何とかの子の何とかという馬がこんなふうに走った。で,その子の何とかは何とかいうレースで…と,話が果てしなく続きます。ジョッキーについても同様。話しているうちに話し手が泣いちゃったりすることもあります。つい私も,もらい泣きしそうになったりもして…。競馬ファンは熱い! というのが私の固定観念。この本も期待に違わない内容でした。そうですか。ナリタブライアンの最後の直線は凄かったですか。晩年は可哀想でしたねえ。と,ちょっとシンミリ。
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例によって面白そうなタイトルに惹かれて,BOOK-OFFで購入。私はこの「蹉跌」という字が好きなようです。この字は,昔,ショーケンこと萩原健一さんが主演した『青春の蹉跌』(石川達三原作ですが読んでいません)という映画のポスターで知ったのだと思います。連合艦隊については三船敏郎さんが山本五十六を演じたことぐらいしか関連知識がありません(どうやら日本の映画でなく『ミッドウェイ』で観たらしい)。はは。
■『連合艦隊の蹉跌』(堺屋太一,江坂彰,長谷川慶太郎ほか/プレジデント社/本体:1,359円)

この本の副題は「今,改めて問われる日本型組織の限界」です。1987年第1刷発行。私の手元にあるのは1991年9月の第12刷。よく売れた本のようです。今,こんなに長い間売れる本は滅多にないんじゃないでしょうか。
いろいろな方が連合艦隊の組織について語り,なぜ日本は負けたのか,なぜ連合艦隊は滅びたのかについて書かれています。バブル崩壊前の,日本経済が比較的好調だった時期にこんな本が出ていたんですねえ。今,読んでも納得できることが多いのは何故なんでしょう。私がどっぷりと,昔からある典型的日本型組織に浸かっているからでしょうか。
堺屋太一さんは「組織保全意識が先行」「滅びの美学」,長谷川慶太郎さんは「高級将校らの不勉強」「近代戦への無理解」などを指摘されています。ダメになる組織は似ているんですね。組織の論理優先で,世界や市場の変化に対応できなくなり,最後は「滅びの美学」で,戦艦大和を特攻させて,潔く散ってしまう,と。ヤバ!
ところで,現在のわが国の官僚の世界でも,いまだに「あの人は○年入省組」なんてことが言われています。そういえば。おとろしか〜。
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いかにも面白そうなタイトルに惹かれて,BOOK-OFFで購入。1997年に発行された本。著者は当時,ハーバード大学教授。
■『経済学の正しい使用法』(ロバート・J・バロー・著/仁平和夫・訳/日本経済新聞社/本体:1,600円)

経済学の教科書はあんまり面白くないですが,経済学者のものの考え方を書いたような本(本書もそのテの本)は,たいていわれわれの日常感覚とズレがあって,「なるほどね〜」と思わされることが多いです。これはもしかすると,経済学的勉強を日本人はほとんどしないということの成果なのかもしれませんが。経済の勉強というと「株取引」を模擬体験させるなんてことしか思いつかない経済学オンチな小学校・中学校もあるようですし(株も経済学の重要なテーマではありますが,子どもに教えるべき経済学はもっと基本的でシンプルなところをやってもらいたい)…。
経済学が面白いのは,たとえば「分業はよいこと」なのでミンナで力を合わせて公平に分担を決めてやりましょう,と,「機械的に分担を割り振る」場合,その「分業が集団の最大利益を実現しない場合がある」と教えてくれるところ。経済学用語で「比較優位」ということなんですが,単純な話,力はあるが計算が苦手な人に会計係を,力はないが計算が得意な人に運搬係を頼んでどうなのよ,ということです。先人は「適材適所」と,簡潔に表現されてますが。
また,「独占は悪いこと」なので独占禁止法があるのですけれども,一方で「独占禁止法が,独占期間を認めることの意義」も経済学は教えてくれます。またまた話は簡単で,たとえば独創的技術を使って,ある一定の期間「独占的利益」を上げることを容認しなかったら,独創的技術を追求する人は相当減るだろう,ということは容易に想像できるんですね。変な言い方になりますが「独占を認めるのはよいこと」でもあります。
某会社のエライ方々が,こんな簡単なことだけでも小学校か中学校で学んでくれていれば,社員に一律で同じスペックのコンピュータを持たせることが「平等」なので「正しい」なんて思うようなことはなかったはずなんですけどねえ。「ネズミさんとゾウさんに同じ分量の食事を与えることが〈平等〉ってコトなんですか?」とわかりやすく言っても理解してもらえなかったりして…。
さてさて。本書は上記のようなミクロの話ではなくて,主としてマクロ経済について「経済学的に考えるとこうなるよ」と,実証的根拠などを示しつつ(残念ながら私には理解不能なところも少なくなかったのですが)教えてくれます。いくつか結論を引っ張ってきますと…
経済成長と民主主義を扱ったところでは…
欧米の先進国が貧しい国の発展を助けたいと思うなら,政治体制を輸出するよりも,経済体制(財産の保護と自由市場の原理)を輸出するほうが有効である。多くの場合,政治体制というのは,国民の生活がある程度豊かにならなければ,安定しないものなのだ。貧しい国に経済の自由を根づかせることができれば,経済成長は加速し,その国はやがて,自らの手で民主化を進めていくことになる。(28ページ)
民営化を扱ったところでは…
地方自治体サービスの民営化を,より小さい政府(おそらくはより良い政府)と解釈すると,(中略)公務員への能力主義導入,政府購入基準の設定,公務員労組の力の抑制,政府の借入・支出能力の制限などは,いずれもよい考えである。短期借入を禁止し,債務に上限を設け,自治体の救済を認めないことなども,財政均衡を義務づけるより効果がありそうだ。(188ページ)
面白いですねえ。民営化のほうで言うと,たとえば「公務員労組の力の抑制」についてどう考えましょう? また「自治体の救済を認めない」とすると,財政破綻した自治体の住民にはどうしろというのでしょう?(おそらくは「豊かな自治体に引っ越せばいいんだよ」というのが経済学からの答え) いずれも,素直に同意できない答えではありますが,でも「経済学的に考えるとこうなるよ」ということを知りつつ議論するのと,ただ感情論で議論するのでは,政治における答えにだいぶ差が出ることでしょう。ハーバード大学で客員准教授として教えたこともある,われらが竹中平蔵・総務大臣もこの結論は多分,ご存知でしょうねえ。
あ〜,おもしろかった,と。おススメです。
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この本が話題になったときから,ずっと“これは面白そうだ”と思っておりました。文庫になる前の初版が平成15年7月だそうですから,どうやら私は3年ぐらい記憶の片隅に留めていたようです。ツマがどういう気まぐれからか買ってきました(ツマは数学は嫌いなハズなのですが…)。このところ,『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(上・下),『ダ・ヴィンチ・コード』と読んできて,近頃のベストセラーをフォローしている気分。どれも売れるだけあって面白い。2004年読売文学賞,本屋大賞受賞作。
■『博士の愛した数式』(小川洋子/新潮文庫/本体:438円)

『ダ・ヴィンチ・コード』一気読みの勢いのまま,「寝たきりパワー」でこの本も一気読み。記憶が80分しか持たない老数学者と家政婦の母子の交流を描いた物語。上質の大人の小説という趣。「ルート」と呼ばれる子,「病」や「老い」に関する記述にやや違和感や不満がなくもありませんが,控え目な伏線が好もしく,派手ではないですが堅実な作品に仕上がっていると思います。オススメです。
さてさて。こんなことを言うと「どういう読み方をしているんだね」といわれそうですが,どうしても書いておきたいこと。江夏豊ファンは必読です。江夏に関する記述がとてもいい。縦縞のユニフォームを着た若き江夏は素晴らしかった。のけぞるように振りかぶり,リズミカルに右足を上げ,ムチのように身体を使って左腕から剛球を投げ込んでくる。アウトローとインハイに。父と私の憧れの長嶋茂雄,尊敬する王貞治のバットも空を切る。悔しかった一方で,若き日の江夏の言葉を超えた身体の美・奇跡には圧倒されました。山際淳二が書いた「江夏の21球」も悪くないけれど,まさに当時の江夏投手には,“筆舌に尽くしがたい”美しさがありました。古い野球ファンならご存知ですよね。あの興奮が蘇る。さらに蛇足ですが,後に「タブチ君」と言われ笑いの対象になってしまった法政大学を出たばかりのルーキー・田淵幸一も格好よかったんですよ〜。昔は。背が高くてハンサムで強肩強打。江夏と黄金バッテリーを組んでいた時代が懐かしい。
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大学4年の娘が「映画を観る前に読んでおこうと思って…」と買ってきた本を借りて一気読み。
■『ダ・ヴィンチ・コード』(上・中・下)(ダン・ブラウン/角川文庫/定価:各580円)

なるほどね。こりゃ〜面白かった。興味深く読みました。まあ,文句なしでございます。ゴーギャンの絵の見方とか『人麻呂の暗号』とか,そういう話だけでも十分面白いのですが,ダ・ヴィンチの業績に関するそんな知見やキリスト教史を織り込みつつ(ヘルメスとか両性具有なんて言葉も出てきます。山口昌男先生の本で勉強しててよかったあ〜),サスペンスが進行していきます。新婚旅行でルーブル美術館に行ったことがありますが,ツマと「ぜ〜んぜん,雰囲気を思い出せないねえ〜」と話しました。20年以上も前の話。あのときは《モナ・リザ》はどこかに貸し出されていて不在でしたが,ダ・ヴィンチの他の作品,ミケランジェロ,ラファエルロ,ダビッド,アングル,ドラクロワ,ジェリコー,クールベ,コローなど堪能したのでした。
それはともかく。映画的に同時間のシーンが並行するように描かれ,それが緊張感を高めます。長女が「一気読みしてしまった」と言っていたので私もそうなると思いましたが,予想どおりそうなりました。物語自体は「平板」と言ってもいいほど単純でわかりやすい構造です。なので,スイスイ読んでしまいます。もう十分売れているのでいまさらですが,オススメです。
ちなみに帯にあるとおり,映画ではトム・ハンクスさんが主役なんですね。『グリーンマイル』とか『フォレスト・ガンプ』とか,本当にこの人は凄い役者です。アポロにも乗ったりしましたよねえ。この話のヒーローとしては,私はハリソン・フォードで観たかった気もしますが,どんなもんでしょうか。
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文庫でこういう漫画を読めるというのは,ありがたい。何やら我が国の文化の高さが感じられるようでもあります。
■『その時歴史が動いた コミック版 幕末回天編』(発行・オーム社/発売・集英社/本体876円)

ちょっとした気分転換に漫画などを読みたいとき,でも,面白くないのはヤだな〜というとき,こういう歴史物で少しでも勉強になる読み物というのはありがたいですね。漫画なので,内容が濃い物というのはなかなか期待しづらいところですが,印象には残りやすい。私は榎本武揚さんのところが面白かった。私の好きな土方クンが出てくるので,それも加点されるのですが。それと,私は近頃ますます額が広くなってきて,頭部との境界が切り上がってきているのですが,天下の大デコスケ・大村益二郎さんの絵には救われる思いがいたしましたでございます。この次入院することがあったら,こういう本もたくさん読みたいと思います。漫画は目が疲れないのもいいですね。オススメです。
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文庫で,上巻約400ページ,下巻約350ページという長編。島原の乱を題材にした小説。1960年〜61年の“安保の時代”に『朝日ジャーナル』に連載されたもの。
■『海鳴りの底から』(上・下)(堀田善衛/朝日文庫/定価=上:770円,下:710円)

遠藤周作先生の小説などを読んで10代の頃から興味のある,キリシタン関連の小説。遠藤周作先生の,たとえば『沈黙』では,どうしようもない男・キチジローの“魂の救済”が大きなテーマになっておりましたが,この小説には,そうした“個”を超えたテーマがベースにあるように思います。毎度不勉強で情けないですが,あの時代にこの小説を,堀田さんはどういうおつもりで書かれたのでしょう。しかも文芸誌でなく『朝日ジャーナル』に。結末のわかっている歴史物語を。
この物語を読みながら,ジョン・ロックの「抵抗権」,イェーリングの「権利のための闘争」などといったキーワードが何度も頭に浮かびました(ただし,島原の乱は,ロックやイェーリングより前の時代の出来事)。
「人には生まれながらに幸せになる権利がある」といった天賦人権説的“題目”を,ほぼ無批判に信じられるようになる前には(独裁的為政者を対象とした)「権利のための闘争」が必要であったし,現在も権利は不断の努力で守って行かなくてはならないものだと思います。ただし,「万人の万人に対する戦闘状態」(ホッブズ)ですとか「男は表に出れば7人の敵がいる」といったことも世の“常態”であって,たとえば国会に見るような闘争が繰り広げられ,そこで得られる結論やそこで決められた制度が多くの一般人に支持されるかどうかは定かでないのは当然です。それでも日本では,ここまでの制度ができ,「ほんとか〜?」という思いを禁じ得ませんが,大衆の支持する政党が政権を担い,国政を運営してきていることは,誇っていいことだと考えます。内閣機能の強化=大統領制・独裁への接近と思っている私としては,現状が望ましい方向への歩みなのか,判断しかねてはおりますが。一方では決断のスピードを早くすることも大事だとも思ってまして…。
この5月1日には,その大統領制を採用している全米で100万人以上が「不法移民の合法化」を訴えたデモに参加したとのこと(正義ってムズカシイノダとこれを題材に子供たちと話し合いたい)。また,フランスでも昨年,移民問題に関連して大きな暴動があり,非常事態宣言が発令され,各地で夜間外出禁止令も出されたとか。デモや暴動の是非は置いておくとして,人民次第で政治的圧力を時の権力者に与えることは可能ではあるんですよね。やはり。
さて,小説としての面白さですが,小説の間に「プロムナード」という小エッセイが挟み込まれてまして,作者によればムソルグスキーの「展覧会の絵」をイメージしたそうですが,それは成功していると思います。この物語の主人公は殉教の“熱狂”に溶け込めない絵師・山田右衛門作(えもさく)。この小説にはいろいろなテーマが潜んでいるようですが,私が特に印象深かったのはキリシタンが喜んで死んでいくこと,拷問もできれば,より過酷なものを望んだことがさらりと書かれた部分。殉教者にはまったく失礼な例えで恐縮ですが,彼らは「シラフなつもりのヨッパライ」状態だったと考えることは,的はずれではないように思います。端から見れば,信仰も信念なんてものも,そんなものなのでしょう。でもそれらがなければ,変革はないんですね。大きな過ちもないでしょうが。踊るアホウと見るアホウのどっちになるか,重大な局面で,われわれは揺れます。山田右衛門作のように。この辺が深〜く描かれています。
またキリシタンの側だけでなく,一人で突撃して“犬死”した板倉重昌のあり様なども,様々なしがらみが丁寧に描かれていて納得できます(トノもツラい!)。そんな記述を読みながら「これって特攻隊?」,農民軍は天草四郎を神と仰ぎ一丸となっていたこと=「みんな天皇の子だった戦中の日本?」などいろいろなことを考えました。その他,日本では外国から入ってきた宗教を自分たちの都合のよいように変形して土着させてしまう,なんてことも描き込まれています(同感。ですが,宣教師のほうもワザと既存の仏教の概念を利用したと私は思っています)。重〜い小説ですが,オススメです。
ちなみに,これは娘の大学の経営学の先生の推薦図書でした。先生はどういうおつもりでこの小説を学生にオススメになったのでしょうか? まあ,学生がどう読むにせよ,何がしかの栄養になることは間違いない作品ですが。先生がこの小説についてどんな感想をお持ちなのか,ちょっと知りたい。
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『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2002.11.3)を読んでから,3年半も経ってたんですね〜。「読みたいな〜」とぼお〜っとしてたら,購入後約2年も読まずにいたようです。時の経つのは早いな〜。
■『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(上・下)(J.K.ローリング/松岡佑子訳/静山社/本体〈上下巻セット〉4,000円)

もう何だかすっかりハマッてしまって,読まないと気がすまないという感じ。これやっぱり,この物語が面白いということなんでしょうかねえ。確かに面白いとは思うのですが,のめり込んで読むほどのものなのかな〜という感じです(もう多くの人が読んでいるのでいいかなと思いますが,ロンがキーパーやってそうなるって,ちょっとなあ〜)。不思議だ。慣性の法則なんでしょうか? ダンブルドア先生はじめ,登場人物のキャラクターがしっかり立っているので,感情移入しやすいのでしょうか? ダンブルドア先生は尊敬してしまいますし,ファッジ,マルフォイ父子なんて絶対嫌いですものねえ。
5/17(水)発売の『ハリー・ポッターと謎のプリンス』はすぐ読めるかな〜? 長女,長男,ツマが速攻で読んでくれるとよいのですが…。
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会社でブログを始めるにあたり,私にあまりにも知識がないため,心配した後輩が貸してくれた本その3。ありがたいことです。
■『アルファブロガー』(FPN/翔泳社/本体1,500円)

この本は,FPN(Future Planning Network)と徳力基彦,渡辺聡,佐藤匡彦,上原仁の各氏が著者。ちょっとややこしいのですが,FPNというグループ(前記の4氏含む)で,「スゴいウェブログを書いているスゴいブロガー」(=アルファブロガー)にインタビューしたものをまとめたもの。
インタビューをするほうもされるほうも「その道のプロ」という感じで,「今さら(この10年,寝てたもんな〜)の駆出しシニア」には,話題に着いていくのが結構大変でした。でも,ま,「継続」とか「なんでもあり」とか「無理をしない」とか,そんなところで理解させていただきました。それにつけても,先端にいる人たちは面白いし,生き生きしてますね〜。やっぱり。読んでると元気が出てきます。なので,読み物としても面白いです。オススメです
「『閉じたコミュニケーション』の可能性」(情報考学/橋本大也氏)なんて着眼は鋭いと思いますし,「2ちゃんねるはインフラになった」(切込隊長BLOG/山本一郎氏)なんてのは名言でございます。
■どっと覚書〔今後参考にしたいブログ〕:ネタフル/百式/極東ブログ/Ad Innovator/R30/isologue/On Off and Beyond/ワーキングマザースタイル/NDO::Weblog
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『歴代首相の経済政策 全データ』(2005.2.13)以来,久しぶりに草野厚先生のご著書を拝読。
■『テレビは政治を動かすか』(草野厚/NTT出版/本体1,600円)

2001年4月26日は小泉内閣発足の日。あれから5年(なんて言いつつも,その“あれ”はもうほぼ忘却の彼方)。田中真紀子さんと全国を回った図はもう歴史上の画像という感じ。「自民党をぶっ壊す」と言っていた小泉さんは本当に,政争の節目ごとにしぶとく勝って,野中広務・橋本龍太郎さんを引退に追い込み,先の総選挙では,綿貫民輔,堀内光雄,平沼赳夫,亀井静香各氏を追い出した上に圧勝してみせてくれました。いやはやご立派。田中真紀子さんに応援してもらっていたときとは大違いで,今や“大宰相”でございます。経済の歴史ならこんなものかと思わぬでもありませんが,政治の歴史もぼ〜っとしてるうちに,目の前で何とな〜く築かれていくものなんですね〜。普天間基地移転の話だって,1960年には安保闘争だったんじゃないっけ? という感じ。
さてさて。この本の帯には<小泉劇場の裏を読む>とあります。どうも私はコレが気に入りませんが。裏というより草野先生はマトモに読んでます。弱小森派の小泉首相は,まさに有権者に支えられた宰相であり,その支持を獲得するのにテレビというメディアを,確かに上手に使ったし,テレビ向きのキャラクターでもある,と様々なデータや事例を挙げながら検証されています。これは今後の政治家さんにとっては,必須の学習事項でありますねえ。
この本でいろいろな検証をされている中で,一般のわれわれに(読み物としてでなく)参考になるのは,テレビを中心としたメディアの特性(絵にならないニュースはテレビで取り上げられにくいなど)・功罪について述べたうえで,今後ますます強大化するであろうインターネットも念頭に置いて,メディアリテラシー(視聴者側の能力)を高めようとおっしゃっているところ。ごもっともであります。近頃は大新聞の記事のレベルも落ちている気がしますし,テレビのワイドショーなんて見る気がしない,ネット上はもちろん玉石混淆ですものね〜。全部真に受けてたらトンデモナイことになります。ちなみに情報化が進んで,何を信じていいかわからなくなるってのも面白いですね〜。デュルケームのいう「アノミー」の匂いがいたします。
この本では,たとえば,昨年9月の総選挙につき,あまり他の方が指摘していないと思われる,小選挙区の弱点(地元の現職候補優先)を転じて,いわゆる刺客候補を立てて,議員の世代交代を進め,さらにはこれまでの地元密着型政治家の選出といった自民党の伝統にも風穴を空けたなど,政治学者らしい分析・知見もいろいろなところで掲載されており,これもまた興味深く読めます。私は巻末の「『真紀子神話』はどうつくられたのか」という資料も非常に面白く読ませていただきました。オススメです。
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新聞で,こんな本が出たというのを随分前に見ていたのですが,やっと読みました。
■『霞ヶ関構造改革・プロジェクトK』(新しい霞ヶ関を創る若手の会/東洋経済/本体1,700円)

官僚というと内に籠もって,国会議員に「先生,先生」とかすり寄りつつ,内心は「こいつが現職の間はうまく利用してやろう」なんてことを考えている人ばかりのような気がしますが,この本はすがすがしい。若い人たちの一生懸命な姿勢が見える好著です。“ニッポンのエリートは,やっぱり頭いいじゃん!”と,頼もしく思えたことでした。組織にどっぷりつかった人から見れば「理念はね〜,わかるけど」とか「気持ちはね〜,わかるけど」とか「君らこんなこと言ってるけど実現する手順について,どんだけ考えてるわけ?」なんていくらでも言える内容ではあるのですが,でも,30歳を少し超えたばかりの若い人が,ここまでの「構想」をまとめあげたことは思い切り高く評価していいと思います。明治維新を実現した地方の人たちも藩政改革で「修行」をした人たちでした。
省益(課益・係益?)志向という,まさに「部分均衡志向」が「合成の誤謬」を生んでしまう,霞ヶ関の病理,官僚制の陥りやすい罠(寡頭制の鉄則ということを思えば,霞ヶ関に限らず,どのような組織も陥りやすい罠)とでもいいますか,に,「自覚的である」ということは非常に大切だと考えます。「縦割り」と批判される日本の府省庁の壁を,彼らは「ほぼ同期入省者」という限られたサークルの中だけとはいえ,超えてみせてくれました。そしてこの本では,国家としての理念を挙げ,それに見合った仕組みづくり,仕組みだけでなく,理念との照合・評価といったことまで目配りがされています。しつこいですが確かに「甘いんじゃないか」と思われる部分は多々ありますが,このように大きなフレームを考えたということが大事です。彼らはこれから国内行政においても国際交渉の舞台でも経験を積む人たちです。その彼らが,いったんこうしたフレームを構想した意義は大きいと考えます。経験を積むに従って,今回の提言に立ち戻り,考え直したりさらに詰めたりという作業を,この優秀な官僚達はしてくれることと思います。周囲が「芽を踏み,根を刈ろう」としなければ…ですが。
霞ヶ関の人たち,政治家の皆さんには,ぜひこの人たちを大事にしていただきたい。
それと,民間企業の人にも,この本は参考になります。30歳そこそこの子供たち…じゃあないんですね。彼らは当然ですが,クールに現実を見つめ,解決策を考えています。青いかもしれないけれど,こういう意見を頭から否定するのでなく,参考にしつつ汲み取った上で様々な決断をしていくことが,組織の活性化や実力の向上につながると考えます。
あ〜面白かった。興奮した…っと。こういう芽がね,どんどん育っていくことをココロから期待します。オススメです。
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『武器としての〈言葉政治〉』(060117)も十分おもしろかったけれど,「一般受け」を狙ったのでない,この本も,かなり面白く読めました。高瀬先生は天才です。オススメです。
■『情報政治学講義』(高瀬淳一/新評論/本体2,200円)

いや〜,参りました。これいわゆる「教科書」なんですけど,やたら面白い読み物になっています。簡潔明瞭すぎて,もっと具体例を教えてくださいよ,という感じ。情報,特に政治との絡みで見る情報につき,いろいろな角度からいろいろなことを考えさせてくれる本です。これは,飽きないわ。写真もふんだんに盛り込まれ,コラムもそれぞれが面白い。偉ぶった学術的でないツクリにも,何やら高瀬先生の矜持が感じられます。素晴らしい。あとがきに「本書が無事完成したのは,いつも変わらぬ笑顔で励ましてくれた妻明美のおかげである」とあるのも羨ましい限り。いつからかツマのキビシイ視線に脅える毎日を過ごす我が身が情けない。。。
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これだけ世の中のテクノロジーが発達しているのに,「オモチャのカメラもおもしろいよ」と,悪戦苦闘を楽しむ方々がいらっしゃる。
■『We Love HOLGA』(池田書店/本体1,300円)
偶然ですが,そんなことを,それもまた楽しいジャンと気づかせてくれる本に出会ってしまいました。私のこれまでの経験で,写真好きな人はナンかヘン(たとえば赤瀬川原平さん)というのがあるのですが,やっぱりね,と,この本を読んで再確認。いいじゃん,オートフォーカスで綺麗に撮ればさ,とこの人たちは思わないんですね。例えば,上右の写真(四宮義博氏撮影)でいえば,四隅のこの暗さが「面白い」なんてことになるようです。ヘンな皆さんにオススメ。ヘンな人が好きな人にもおススメです。
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『NYANKO』(新風舎/2004.9.5)以来の藤範智誠さんの写真集。
■『野良っ猫』(藤範智誠/碧天舎/本体2,200円)
藤範智誠さんも着々と「猫写真家」として,成長していらっしゃる。羨ましい。猫の眠っているところやアクビをしている,見ているこちらがホッとする写真が満載。猫って,ほんとにマイペースで生きている感じがしていいですね。第3回碧天フォトコンテストで特別賞を受賞した作品だそうです。オススメです。猫好きな方のお見舞いにもいいと思います。A4判。
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いや〜なかなか出ない本ですが,いつも楽しみですねえ。シリーズの新刊が出たときには前の話をすっかり忘れており,また何巻か前のものから読み返すってのもオツなもんでございます。
■『バガボンド22』(井上雅彦/講談社/本体524円)
迫力のある,しかも美しい絵に魅せられます。いいですねえ。井上雅彦さん。細かいところでユーモアのあるセリフが混ざっているところも,相変わらず面白いです。吉岡清十郎さん,格好よくて好きでしたが…。また次巻が楽しみです。
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会社でブログを始めるにあたり,私にあまりにも知識がないため,心配した後輩が貸してくれた本その2。
■『ひとつのブログで会社が変わる』(和田亜希子/技術評論社/本体1,440円)
「ブログ」をビジネスにどう生かすかということを具体的に,わかりやすく述べた本。事例の表示の仕方,文章の調子など,初心者が飽きないように,やさしく書かれています。6章構成。各章は1〜6節に分かれております。そして,各節に,たとえば「企業トップの『生の声』が社長ブログの魅力 社内向けトップメッセージとしても効果は大きい」(33ページ)といった「まとめ」がついています。何だかね。読んでいると,「本のつくり」そのものがブログっぽい。構成が非常にわかりやすく,それぞれの文章が短いんですね。「何を言おうとしているのか」が明確。これは,ブログの世界で磨かれた著者の力量なのでしょうか。もともとの筆者の筆力でしょうか。そんなところも私には驚きでした。
内容は「ビジネスの一環として,ブログを取り入れたいけど,どんなことに注意すればいいのか…」と思っている人にピッタリ。オススメです。入院中の方は,この本を読んで,退院後,ど〜んとブログで活躍できるよう,ネタをたくさん貯めておいてね,なんて思います。
ブログの世界のことにまったく無知でしたが,「ま,とにかく始めてみよう」と安易に仕事に関わるブログを始めてしまった私は,今後の展開に暗澹たる思い。“ヤバ。明らかに準備不足じゃん”と後悔してしまいました。でもね。何を始めるにしたって,最初から「一流」になれるものではありません。修行,修行。
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会社でブログを始めるにあたり,私にあまりにも知識がないため,心配した後輩が貸してくれた本。
■『ブログ・オン・ビジネス』(シックス・アパート株式会社編/日経BP社/本体1,500円)
概説から事例まで一気に読みました。巻末には企業ブログの紹介がまとめてあり,いくつかのブログを訪問。“ブログってすごいメディアじゃん!”と感動(いまさらですみません)。この本は,特にビジネスでブログを使いたいという人にはおススメです。2時間〜3時間で読めます。いやあ〜,久しぶりになにがしかの“新能力”を身につけた気分でございます。
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